これをするだけで読み手からの反応が変わる【ライティングの基本】
「たった○○するだけで悩みを一瞬で解消してしまう魔法のような方法があるのですが…」
冒頭でいきなり胡散臭いセリフの登場ですが、どうでしょう?
こんな言葉を、どこの誰とも分からないような人に、突然言われたと仮定して考えてみてください。
『あやしい…』
真っ先にこの一言が浮かんだはずです。
少なくともあなたの中に警戒心が芽生えたことは確かだと思います。
これは文章を書き始めて間がない初心者や、稼げないアフィリエイターが陥っているコピーライティングの罠とも言えるかもしれませんね。
このセリフは何が問題だと思いますか?
実はこのコピー(1文)は、ある基本を外してしまっているのですね。
その基本とは、
文章を書くときは、普段あなたが大切な人に向けて話す言葉で書くということです。
大切な人というのは例えば親や兄弟、子供や恋人、友人などのことですね。
あとは自分に向けて書くというのもひとつの手です。
こういった大切な人に対して、まるでどこかのセールストークのような「○○するだけで悩みを解消してしまう魔法のような方法があるのですが」などとは言わないですよね。
悩んでいる人は精神的にとてもデリケートな状態ですから、
もっと親身になって相談に乗り、真剣に向き合って適切な言葉を選ぶはずです。
間違っても相手を小バカにしたような言葉で何かを勧めたり、売りつけようとしたりはしないはずです。
なぜこんなことをいうのかというと、
ブログ記事というのは読み手から共感と信用を得るためにあるからです。
あなたの主張や信念に共感してもらって、あなたの言っている事は正しいんだと信じてもらう。
そうすることでようやく商品を買ってもらえる段階に入っていくのですね。
間違っても警戒心を抱かせてはいけないのです。
【重要】読み手の持つ心理的な壁
読み手の心理には、3つの壁(段階)があります。
1.興味・関心
2.信用・共感
3.行動(買う)
この壁をひとつずつ越えていく必要があるのですね。
まずあなたのブログに興味をひき、
共感してもらって親近感を抱いてもらう、そして正しい主張や正しい情報を提供をしていればおのずと信用度も高まっていきます。
人が誰かのファンになるのはこの段階が必要なのです。
あなたが好きなアーティストの歌に感動するのは、激しく共感しているからジーンときたり涙があふれたりするのですね。
この共感がなければファン化に繋がりませんし信用もしてもらえないわけです。
信用されなかったら当然商品は売れませんよね。
いつも言っていますが、誰でも胡散臭いと思う人から物を買う気にはならないはずです。
この心理の流れは重要ですので意識するようにしてくださいね。
誰かひとりに向けて文章を書く
前項では、「大切な人に向けて言葉を選ぶ」とお伝えしましたが、文章はひとりに向けて書いていくようにしてください。
1対1で会話しているような状況をイメージするといいですね。
何故ひとりに向けて書かなければいけないのか?
不思議ですよね。
セミナーや講演会などに行くと大体は講師は全体に向けて『皆さん』という風に語っていることが多いですから、
ブログでも同じように語る方がいいんじゃないか?
と思ってしまう気持ちはよく分かります。僕も昔はそんな風に全体に向けて書いていた時期もありました。
でも、ブログ記事は講演会などとは状況が違うのですね。
例えば、
恋人と2人で楽しくデートしていてレストランで夜ご飯を食べていて、
恋人に向かって食後のデザートはどうかと勧める時に、
「デザートが欲しい人は他にいませんか?」
などと言わないですよね。
おそらく爆笑されるか、頭おかしくなったと思われるかどちらかだと思います。
ブログでは、読み手というのはパソコンの前に座っている人、ひとりだけです。
その人に対してメッセージを届けているんだという意識が必要なのですね。
直接相手に語りかけることによって、読み手の心に響く文章になっていくというわけです。
これがひとりに向けて語ることが大事ということです。
意外と出来ていない人は多いので、これだけでもその他大勢から抜け出す事が出来ますし、読者からの反応も変わるかもしれませんね。
PS.
今日は基本的なことですが実践ですぐ取り入れることができる事をお伝えしました。
もし今まで意識していなかったのなら、意識的に取り入れてみてくださいね。
アフィリエイトで稼いでいくためにはコピーライティングは必須のスキルだとは思いますが、
どうも巷では、コピーライティングは売り込むためのスキルだと思っている人が多いようです。
セールスレターなどに使うのがメインだというイメージが強いから仕方ないのかもしれませんが、ブログで稼ぐには売り込みではなく共感を得るためにコピーライティングを使った方がいいのですね。
実際、売り込んでばかりの人は半年もしくは1年もたたない内に消えていきます。
目先の欲望しか考えていないので当然ですね。
読み手と信頼関係を築くよりも自分の欲だけを優先するわけです。
もちろん欲を持ってはいけないという事ではありませんが、それは自分の中で留めておいてください。
アパレルショップなどで、なんとなく服を見に来ただけなのに、
『これ今、流行りのデザインなんですよ~』などと言いながら、やたらと営業トークをかけてくる「売りたい精神まる出し」の店員が寄って来る事があります。
彼らも仕事なので仕方ないのは分かるのですが、
流行とかに合わせるのが好きではない、ひねくれ者な僕からすればうっとうしいだけです。
あと僕は他人の感情を察知しやすい事もあり、
欲が見え見えな場合は特に、「なんなんだこいつは」と思ってしまいます。笑
これと同じようにコピーライティングを間違った場所で使っている人も多いので、あなたも記事を書く際は欲の感情に気をつけてくださいね。